ロスカットとは簡単に言えば損切りですが、これはトレーダーを大きな損失から守るための仕組みの1つです。この「ロスカット」を自動的に行なってくれる仕組みを、強制ロスカット、自動ロスカットなどと言い(各社呼び方は違います)。
保有ポジションが強制ロスカットされる目安を「ロスカット比率」と言いますが、このロスカット比率も各社バラバラです。一般的には40%~50%が設定されていて、ロスカット比率50%の場合、100万円保証金を入れてトレード中に大きな相場変動があって、50万円以下になれば自動ロスカットが発生します。たしかに50万円の損益ですが、急激な変動によって50%以上のリスクが発生する場合もあるため、強制ロスカットすることで、最低限度「トレーダーの資金を守る」仕組みとなっています。
損切りという言葉がネガティブに捉えられていますが、本来は「ロスカット」という言葉は戦略的な要素が強く、考え方を「損切り」ではなく「ロスカット!」と考えることで、意識の違いがトレードに良い影響を与えることが多いのです。
LAST UPDATE 2021.01.27