スキャルピングというトレード手法は、超短期間での売買手法のことで、一定方向に動き出した相場で、最小の取引時間で利益を薄くても確実に狙い、回数をこなしながら利益を増やしていくという手法です。スキャルピングの語源は、昔インディアン達が行っていた「頭（スカル）の皮を薄く剥ぐ」という意味で、市場から薄い利益を剥ぎ取ることから来ているようです。

実際のトレードでも、取引時間は数秒～数分間での取引となりますが、トレード時間が短い分、1回の利益幅も小さくなります。しかし一定方向に動く相場を短時間で取引することで、利益幅は小さくても、１トレードあたりの勝率が高くなります。短時間で売買を行うため知識やトレード技術よりも瞬間的な判断力と、瞬時に反応できる瞬発力が必要なトレード手法と言われています。

スキャルピングに向いている時間帯は、相場が動くタイミングが良いので、３大市場が開始される２時間あたりが良いので、日本時間で９時～11時、16時～18時、22時～24時（夏時間は1時間ずれる）あたりが良いでしょう。取引通貨ペアの選び方も、スキャルピングでは取引回数が必然的に増えますので、取引コストが小さい通貨ペアを選ぶことも重要でしょう。